自傷行為による傷跡修正|専門治療で傷跡を目立たなくする方法

 

こんなお悩みはありませんか?

自傷行為による傷跡治療は、以下のようなお悩みを抱えている方におすすめです。

  • 過去の自傷行為による傷跡が目立ち、周囲の視線が気になる
  • 半袖や水着を着ることに抵抗がある
  • 傷跡を見るたびに過去を思い出し、気持ちが沈んでしまう
  • 就職や結婚など、新しい環境に向けて傷跡を目立たなくしたい
  • 子どもが成長する前に傷跡を消したい

 

傷跡治療で気持ちに整理をつけませんか?

自傷行為による傷跡は、単なる身体的な問題だけでなく、心の問題とも深く関わっています。傷跡治療をすることで、自分自身と向き合い、新たなスタートを切るきっかけになることもあります。

しかし、一度傷がついた肌を完全にきれいな状態に戻すことは、非常に難しいとされています。傷の大きさや状態、種類、体質などさまざまな要因が複雑に絡み合っているため、現在の医療技術では完全な修復は容易ではありません

当院では「できるだけ目立たない傷」「自分でも忘れてしまう傷」を目指して傷跡修正の治療を行っております。コンプレックスだった傷跡を、より自然な肌へ導けるよう一人ひとりの患者様に合った治療を心がけております。

 

自傷行為による傷跡の修正治療

自傷行為による傷跡の修正治療には、以下の方法があります。

植皮法

植皮法は、広範囲の凹凸のある傷跡に適した方法で、健康な皮膚を移植することで傷跡を目立たなくする方法です。治療後は、時間をかけて肌になじませる必要があります。

治療時間 60分~120分
通院 ・約2週間後に抜糸
・1ヶ月~3ヶ月経過観察として通院
治療後気をつけること ・術後1週間、傷跡を濡らさない
・傷が治るまで処方された薬で傷口を洗浄する
・紫外線対策を行う
起こり得る副作用 ・色素沈着・腫れ・肥厚性瘢痕(ケロイド)
・内出血・感染
痛み 局所麻酔を使用

切除法

傷跡を切り取り縫合するシンプルな治療方法です。比較的小さな傷跡に適しています。

治療時間 60分~120分
通院 ・約2週間後に抜糸
・1ヶ月~3ヶ月経過観察として通院
治療後気をつけること ・術後1週間、傷跡を濡らさない
・傷口のケアを徹底し過度な圧迫を避ける
・紫外線対策を行う
起こり得る副作用 ・腫れ・内出血・感染
・肥厚性瘢痕(ケロイド)・傷口の突っ張り感
痛み 局所麻酔を使用
W形成術

W形成術は、目立つ傷跡を後からきれいにする際に行われる手術法です。
傷跡をジグザクに切開して縫い合わせるので、傷跡が細かく分断されたように見えます。結果的に、傷跡が目立たなくなります。

Z形成術

Z形成術は、周囲の皮膚の引きつれや盛り上がりを伴う傷跡が残った際に行われる手術法です。
Zの皮弁を入れ替えるように縫い合わせることで、ひきつれや盛り上がりを軽減します

ダーマペン

ダーマペンは微細な針で肌に刺激を与え、コラーゲン生成を促進し肌を回復させる治療方法です
ダウンタイムが短く体に負担が少ないため、手術に抵抗のある方や短期間で治療を済ませたい方に向いています。

治療時間 20分~60分(範囲や程度により異なる)
通院 2ヶ月に1回程度(計3回が目安)
治療後気をつけること ・お風呂は2~3日控える
・紫外線対策を行う
・かゆみを感じてもこすらない
起こり得る副作用 ・赤み・かゆみ・細菌感染
・腫れ・皮下出血・色素沈着
痛み ・麻酔クリームを使用
・痛みは少ないが、骨に近い部分や皮下脂肪が少ない部分は痛みを感じやすい

医療アートメイクSkin52

傷跡の色味を周囲の肌と馴染ませるために色素を注入し、傷跡を目立たなくする治療法です。自然な仕上がりになりますが、
すべての傷跡に対応できる治療方法ではありません

白い線状の傷跡や、浅い傷に適しています。

治療時間 10分~60分
通院 個人差があるが1年~1年半
治療後気をつけること ・施術後24時間は水に濡らさない
・紫外線対策を行う
起こり得る副作用 ・腫れ・あざ
・色素沈着・内出血
痛み 希望に応じて麻酔クリームを使用

 

治療料金

傷跡の治療料金は、以下のとおりです。

治療法 サイズ 料金相場
植皮法 25c㎡ 440,000円~
切除法 3.0c㎡以下 200,000円~
ダーマペン 2cm 8,800円~
医療アートメイクSkin52 2c㎡ 89,000円~

詳細な料金については、カウンセリング時にご相談ください

 

治療の流れ

自傷行為による傷跡の治療の流れは以下のとおりです。

  1. 問診表記入:患者様の情報を入力
  2. カウンセリング:希望の治療方法や術後の理想を相談
  3. 医師の診察:治療方針を決定し、経過や注意点を説明
  4. 施術日の確定:都合に合わせて施術日を決定
  5. 施術:専門医が適切な施術を行う
  6. 術後ケア日の予約:適切な対応のためアフターケアの日程の予約

 

リストカットによる傷跡が気になる方はご相談ください

過去の自傷行為による傷跡が気になる方は、専門医に相談することで適切な治療を受けることができます。治療を受けることで傷跡の見た目を改善し、
自信を取り戻せるでしょう

当院では、患者様に合わせた治療方法をご提案し、安心して施術を受けていただけるようサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください

 

よくある質問

傷跡は本当に消えるのでしょうか?

完全に“ゼロ”にするのは難しいですが、治療を行うことで傷跡の幅や盛り上がり・色合いを大幅に改善し、「ほとんど目立たないレベル」まで近づけることが可能です。どの程度改善できるかは、傷跡の場所・大きさ・状態・体質などに左右されます。カウンセリング時に医師と相談し、すり合わせることが重要です。

保険適用になるケースはありますか?

事故や火傷、手術後の瘢痕拘縮(機能障害がある場合)など、医学的に治療が必要と認められる場合は保険適用になることもあります。ただし、自傷跡や妊娠線・肉割れなど“美容目的”とみなされる傷跡はほぼ保険適用外です。詳しくはクリニックにお問い合わせください。

ダウンタイムはどれくらいですか?手術後すぐに仕事や家事はできますか?

レーザー治療は、施術当日〜翌日から日常生活に戻っても問題ありません。切除縫合手術は、数日〜1〜2週間は安静や保護が必要です。軽めの家事・デスクワーク程度はできますが、激しい運動や長時間の入浴については医師の指示を確認してください。植皮術は部位や範囲によっては、数週間の安静が必要です。

ケロイド体質でも治療はできますか?

ケロイド体質の方は、アートメイクでの施術ができません。炎症が助長されたり、再発のリスクが高まることもあるため、慎重な判断が必要です。必ず形成外科専門医にご相談ください。

他院で治療を受けた傷跡が納得いかなかった場合、やり直せますか?

再修正や追加治療ができる場合もありますが、完全に除去できないこともあります。複雑なケースは形成外科専門医の技術が重要です。一度ご相談ください。

術後は飲酒や運動などの日常生活に支障がありますか?

手術後1週間〜10日は飲酒や激しい運動を控えてください。血行が良くなる行為(長風呂やサウナなど)も一時的に控える必要があります。日常生活は徐々に問題なく行えます。

院長紹介

日本形成外科学会 専門医 古林 玄

東京皮膚のできものと粉瘤クリニックふるばやし形成外科 新宿院 院長 古林 玄

私は大阪医科大学を卒業後、大阪医科大学附属病院、市立奈良病院を経て東京へ行き、がん研有明病院、聖路加国際病院で形成外科の専門医として様々な手術の経験を積んできました。

がん研有明病院では再建症例を中心に形成外科分野の治療を行い、乳房再建および整形外科分野の再建を中心に手術を行ってきました。聖路加国際病院では整容的な面から顔面領域の形態手術、また、先天性疾患、手の外科、全身の再建手術に携わって参りました。

この経験を活かし、全身における腫瘍切除を形成外科的に適切な切除を目指し、傷跡の目立たない治療を提供できればと考えております。